|
西東京市の市民が、40年近く前に発行され、すでに絶版になっている書籍を復刻させる活動を開始している。
復刻される本は、旧田無市の初代市長を務めた指田吾一さん(1969年死去)が、軍医として着任していた広島市で45年に被爆した体験などを著した「原爆の記」で、指田さんが亡くなった年に社会新報から出版され、すでに絶版となっている。
昨年末、同市中央図書館で、この本を偶然手にした同市田無町の藤川利子さんが、「この貴重な体験が書庫に埋もれたままになっているのは悲しい」と、復刻を思い立ったという。
その後、指田さんの遺族や、出版元の了解を得て、非核・平和をすすめる西東京市民の会の鈴木治夫さんを代表とする呼びかけ人が集い、「指田吾一著『原爆の記』を広める会」を結成した。
同会では、7月中の完成を目指し、現在は賛同人を募っている。賛同人は、1口1000円の賛同金を支払って、印刷経費などを負担する。復刻版は、2000部を作製する予定で、1部500円で販売する。
藤川さんは、「指田さんは、45年の田無空襲も経験されていて、その様子も克明に描写されている。ぜひ、市民の手で復刻したい」と話している。
問い合わせは藤川宅(TEL/FAX 042・461・0188)へ。
|