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NPOが「協同労働」テーマに講座
ニートやフリーターなど若者の就労状況が社会問題化する中、「民主的に経営し、責任を分かち合う」という協同労働的な運営をしているNPO法人「ワーカーズコープ」が先月、西東京市を主会場に、若者の就労支援に取り組んだ。「雇う・雇われる」の関係に違和感を持つ若者5人が参加し、介護や子育て、農業などの職場体験をした。
西東京を主会場に5人が受講
「みんなで」に興味津々
全12日間の講座の7日目。西東京市住吉町5丁目の保谷隆司さんの畑で、保谷さんの指導の下、農業体験が開かれた。この日参加したのは2人。自称「社会的ひきこもり」のEさん(20歳、男性)は、バケツを片手に肥料まきをしながら、「簡単に見えますが、結構大変ですよ」と気持ち良さそうに汗をぬぐった。
◇
農業体験で畑に肥料をまく若者たち=西東京市住吉町・保谷隆司さんの畑で
講座「東京都若者就業支援プロジェクト NPOで新しい公共サービスを担ってみよう! 脱フリーター・ニート講習」は2月13日から27日の日程で、講義や職場体験、一泊二日のキャンプなどの内容で開かれた。
主催したのはNPO法人「ワーカーズコープ」。働く人自身が出資をし、全員の話し合いで事業の意思決定をするという「協同労働」の働き方を進めるNPOで、子育てや介護などの福祉事業、コミュニティー施設の管理運営などに取り組んでいる。全国で活動しており、地元では、東久留米市市民プラザの管理などを請け負っている。
その母体は30年以上前の発足で、失業者・中高年者の仕事づくりに取り組んだのが始まり。仕事を創設し雇用を生み出していくことを大きな目的とし、利益追求ではなく、人や地域に役立っていくことを理念としている。
今回の講座も、若者の就労を支援する目的で開催した。学童クラブ、食品販売の現場、高齢者介護施設といった同NPOの関連施設などが協力し、職場体験を通して、さまざまな働き方があることを示した。
同NPOが進める「協同労働」とは、いわゆる「雇う・雇われる」という働き方と一線を画した仕事の仕方で、働く人が主体的に運営にかかわることを重視する。その働き方は、日本では法整備が進む最中だが、「失業と地域崩壊に悩むヨーロッパにおいては、その克服のもっとも有望な担い手として注目を浴びている」(
同NPOホームページ
より)という。
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「喜ばれる仕事をしたい」
講座11日目。それまでの受講内容を振り返り、意見を交わし合うという回で、「上司の意志に従って動かなければいけない会社と違い、協同労働はみんなで方向を決めていくのがいい」とEさんが発言した。それをきっかけに、協同労働をめぐって議論が盛り上がった。
半年前までIT関係の企業で働いていたというHさん(28歳、男性)は、「話し合いもいいが、決定までに時間が掛かりすぎる」とその仕事の進め方に半信半疑の様子。利益追求の仕事のあり方に疑問を感じて退職したというHさんは、企業のトップダウン式運営を嫌いつつも、「みんなの意見がすぐに一つになるとは思えない」と率直に感想を漏らした。
そのやりとりを受け、当日のコーディネーターを務めた同NPOの下村朋史さんは「確かに、互いの価値観をぶつけ合う中で停滞することはある。しかし、話し込み、みんなの中に共通意識が生まれると、仲間意識やきずなが生まれてくる。それは協同労働ならではの醍醐味」と体験を交えながら説明。当事者の話に、EさんもHさんも聞き入っていた。
その後、受講者は、10日間の受講内容でもっとも印象的だったこととして、ホームレスの男性との交流を挙げた。その男性は、公園の清掃をすることで収入を得ているが、「きれいになったねと喜んでもらえるのが清掃を続けるモチベーション」と語ったという。受講者たちはそれを振り返り、「やっぱり感謝される仕事をしていきたい」と口々に言い合っていた。Eさんも「食品加工の職場体験で弁当の配達をしたとき、届け先で『ありがとう』と言われてうれしかった。人と接する仕事はやりがいがある」と話していた。
なお、西東京市が主会場となったのは、同市のNPO法人「プラス・ド・西東京」ほかが共催したため。職場体験などで、地元の生協関連の人や施設が協力した。
履歴
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やっぱり名水!落合川と南沢湧水郡
(2008年6月18日)
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「HIV検査、無料です」
(2008年6月4日)
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報酬が「踏み絵」に増額分拒み全額支給されず
(2008年5月21日)
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高齢者見守りのシンポ 西東京市
(2008年5月14日)
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乗り合いバス小型版 コミタク試行運行
(2008年4月2日)
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自発的に働く!NPOが「協同労働」テーマに講座
(2008年3月19日)
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各市、予算審議中
(2008年3月12日)
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増える認知症サポーター 60人講座に100人詰めかけ
(2008年3月5日)
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西東京市特別職の報酬「引き下げを」
(2008年2月13日)
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「小金井の生ごみ、資源化を」 失政に反発、9日に学習会
(2008年2月6日)
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財政に市民の関心高まりー西東京、小平で「市民の白書」作り
(2008年1月16日)
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障害者が市役所で職場体験実習−西東京市で初の試み
(2007年12月12日)
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「地域は 大きな班!」―生協らが市民交流の拠点づくり
(2007年10月24日)
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広がるグループホーム―自立生活目指し都が数値目標
(2007年8月8日)
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日本代表になれるチャンス!? コーフボール会員募集中
(2007年7月18日)
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弾む花談議―小平で個人の庭を一般公開
(2007年6月27日)
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4万署名、東大へ提出―農場移転中止を求める市民
(2007年6月27日)
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環境訴え”号外”を配布―西東京市
(2007年6月13日)
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東大農場存続求める署名活動―3万人目指し「最後のお願い」
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地域ぐるみで学校運営―小平市
(2007年4月4日)
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