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「小金井の生ごみ、資源化を」
失政に反発、9日に学習会
橋焼却場
閉鎖から1年

 二枚橋焼却場(調布市野水2-1-1)が2007年3月末に閉鎖し、小金井市の可燃ごみ が周辺自治体に持ちこまれるようになって約1年。小金井市は現在、2017年稼働を目標に焼却施設 の建設を検討しているが、ごみ処理場は嫌われ者の施設だけに、どこに建てるにも市民の反発が 必至。

 そうした中、緊急に発足した市民グループ「小金井市にごみのルール違反を問う実行委員 会」が、「焼却ありきの発想を捨て、資源循環型のごみ処理に切り替えて」と訴えている。


「小金井市にごみのルール違反を問う実行委員会」の会議の様子
 小金井市は、昨年度まで調布市、府中市とともに「二枚橋衛生組合」を組織し、可燃ごみを各市境に立地する焼却場で処理していたが、老 朽化のため、昨春に焼却場を閉鎖している。その過程で幾度か建て替えや移転を検討していたが 、住民の反対運動などで進展しないまま、今日に至った。

 なお、調布市と府中市は二枚橋焼却 場の閉鎖を予見し、事前に他自治体と協力関係を結ぶなどしていたが、小金井市は全量を処理で きる建設的な計画をいまだに持っていない。将来は国分寺市と共同でごみ処理することを前提に 、現在、焼却施設の建設地選びに着手。候補地を2カ所に絞ったが、どちらにも反対意見が寄せら れている

小金井市にごみのルール違反を問う実行委員会=小金井市がごみ焼却を委託している市町村から 市民・市民団体・NPO・消費者団体が集まり結成


 同会が提案するのは、ごみを徹底して分別し、通常は焼却処理されている生ごみを、堆肥化する などして「資源」として処理しようというもの。

  一見、突拍子もない提案に思えるが、焼却処理をしない先行例はあり、例えば栃木県野木町では、生ごみは堆肥に、紙やラップ類などの可燃 ごみは破砕・圧縮して固形燃料に資源化している。

  また、近隣では、埼玉県狭山市が、2002年 度から生ごみの堆肥化に着手。250世帯からスタートし、昨年10月時点で4700世帯にまで参加者が 増加している。

  専門誌に論文を掲載するなど、ごみ問題に詳しい同会の青木泰さんは「堆肥化 などというと都市近郊では無理と思われがちだが、専門の業者がおり、採算の合う仕事。問題は、市民がきちんと分別をするかどうか」と指摘する


閉鎖され、解体が進む「二枚橋衛生組合」の焼却場
 実は、同会が提言を寄せる背景には、小金井市の一人当たりのごみ排出量の少なさやリサイクル率が、多摩30市町村のトップクラスというデータがある。同会は、「古紙類や瓶・缶などの分別が高水準でできるのだから、生ごみの分別も同じようにできるはず」と、小金井市民に期待を寄せる。

  ただ一方で、ルールが決まれば行動するが自発的には問題にかかわらないという人が多いのも現実。同会が小金井市内でビラまきをした際にも、可燃ごみが周辺自治体で処理されているのを知らない市民が何人もいたという。青木さんは「例えば、小平・村山・大和衛生組合(小平市中島町)の周辺は、風向き次第で結構臭うことがある。子供のぜん息罹患率も高い地。ごみ処理を他市に任せているということの意味を、小金井市民に考えてもらいたい」と憤る。



 そうした中、西東京市、東久留米市などで組織する「柳泉園組合」は、今年度は489トンの予定で搬送を受け入れているものの、将来ビジョンが示されない状況では 契約更新しないと小金井市に伝えている。


履歴
やっぱり名水!落合川と南沢湧水郡(2008年6月18日)
「HIV検査、無料です」(2008年6月4日)
各市、予算審議中(2008年3月12日)


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