|
「ボランティア戦士にならないで」
NPOが団塊世代の“地域デビュー”を指南
|
団塊世代の多くが定年退職を迎える来年は、「2007年問題」と問題視されることがある一方で、居住地でのつながりが少なかった男性が“地域デビュー”する年として、前向きにとらえる自治体も少なくない。そんな中、西東京市では、「企業戦士がボランティア戦士になるだけでいいの?」と疑問を投げかける市民グループが、団塊世代の夫婦を対象にした連続講座を来月から開催することになった。【取材記者・木瀬貴吉】
西東京市で連続講座を開催
11月18日に始まる「中高年の新たなスタート応援塾」は、「夫婦で変わろう第二の人生」をメーンのテーマにしている。西東京市のNPO企画提案事業に採用されたこの連続講座を主催するのは、同市内のNPO法人「生活企画ジェフリー」だ。
同NPO理事長で団塊世代の渡辺美恵さん(60)は、「専業主婦には定年がなく、たとえ夫が地域でボランティア活動を始めても、妻だけが相変わらず家事に追われているのでは、企業戦士を支えているのと変わらない」として、「2007年を夫婦関係を改革する元年にしたい」と同講座を企画した意図を話す。
講座では、シンポジウムと講演が2回ずつ企画されている。
シンポジウムのパネラーを引き受けた同市南町2丁目の下栗庸隆(つねたか)さん(71)は、「会社人間が地域へ出て行く際は、妻など家族のサポートが欲しい。だからこそ、夫婦で変わろうとの趣旨に賛成」と話す。
下栗さんは、男性向け料理サークルの会長や同市シルバー人材センター副会長を務めるが、定年直前まで、最寄りの公民館がどこにあるのかも知らず、妻に付き添ってもらった経験があるという。
一方で、同市のささえあいネットワーク協力員を務め、またおりがみサークルを主宰する中島多子(かずこ)さん(62)のように、「役割分担が明確な企業文化に生きてきた男性の地域デビューは、一朝一夕にできるものではない」と指摘する声もある。
ヘルパー資格を持ち、地元の高齢者サポートを続けてきた中島さんは、「女性と一緒にエプロンをして、地元でボランティアするには、男性の“プライド”が邪魔をするようだ」と話す。しかし、渡辺さんに、「だからと言って何も始めないのでは進まない」と説得され、下栗さんとともに11月25日のシンポジウムにパネラーとして出演することにした。
渡辺さんら同NPOメンバーは、「夫婦のありようを考えたい人なら個人でもペアでも大歓迎。文字通りに新たなスタートを応援する場にしたい」と準備に奔走している。
|
連続講座は、11月18日を皮切りに、12月9日まで毎週土曜午後2時から4時まで、西東京市コール田無(田無町3丁目)で開催される。
全4回に参加できる市内在住、在勤の人が対象で、受講無料(定員30人)。
問い合わせは同NPO(TEL 042―467―2089)へ。 |
|
|
|
|
|
| 西東京市で子育て中のママや妊娠中のプレママに役立つ情報サイト |
|