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朝食を食べない子供の増加やレトルト食品の普及、個(孤)食化などを背景に、食育への取り組みが盛んになるなか、東久留米市の小学校2校でモデル事業が行われている。
学校給食を通して食育をするというもので、事業を続けた結果、子供だけでなく、保護者の意識にも変化が表れているという。
さる20日には、同市竹林公園(南沢1丁目)でタケノコを掘り、翌日の給食で味わった。
(取材記者・谷 隆一)
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タケノコ掘って給食に
東久留米・九小、3年生
「タケノコせんせ〜い、こっち来て〜」
竹林公園のあちこちで、児童の声が響いた。
タケノコ掘りに挑戦したのは、東久留米市立第九小学校の3年生95人。同公園の間引きと、児童の体験学習を目的に行ったもので、指導には、「タケノコ先生」と命名された市職員らが当たった。
収穫量は233本。タケノコごはんに調理して、翌日の給食で味わった。
竹林公園でのタケノコ掘りは、例年この時期に、近隣校が行っている。ただ、今年度は、同校が、「学校給食における学校・家庭・地域の連携推進事業」(独立行政法人日本スポーツ振興センター主催)の実践校に選ばれていることから、同校児童が体験することになった。
同事業は、「生涯を通じて健康に過ごすための望ましい食習慣の在り方について実践研究を行う」というもの。1983年度の開始以来、原則2年交代で、全国で233地域が実践している。地元では、小平市や新座市が選ばれたことがあり、昨年度と今年度は、同校と市立第七小学校が事業委嘱されている。
現在、事業を行っている同校では、「日本の食文化を大切にしよう」をテーマに、家庭科や社会科などと関連付けながら、食育を試みている。
昨年度は、校庭で花見をしながら給食を味わったほか、ダイコン、ジャガイモ、トマトなどの作付け・収穫、稲作、ウメの実の収穫・シロップ漬けなどを体験した。近隣で、農作業の指導などをしている体験型農園「滝山農業塾」(園主・榎本喜代治さん)の指導・協力を受けるなど、地域の支援も大きな後押しとなっている。
その効果について、山田裕校長は「食への関心が高まり、特にPTAを中心に、保護者が自発的に食に関する研修を始めるなど、学校と家庭の双方向で食育ができるようになってきた」と説明する。
さらに、「以前から、緑豊かな東久留米市の地域資源・人的基盤を生かした食育に、積極的に取り組んでいる。数々の事業を単なるイベントにせず、しっかりと積み重ねていきたい」と話す。
また、一連の指導を担当する学校栄養士の白井ひで子さんは、「大きな狙いとして、食べることに関心を持ってほしいと思っている。私はこの学校に赴任して4年目だが、野菜を見ると『これはどうやれば食べられるの』と聞く児童が増えたり、トマトが嫌いな子が自分が育てたトマトを口にしたりと、確実に成果が出ているように感じている」と話している。
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